小松基地F15戦闘機墜落事故の海に慰霊に行ってきました。
昨日はとても良い天気でしたので、1月31日に墜落した小松基地F15戦闘機の乗務員の慰霊に行って来ました。
私の家から2キロほど先の海です。
昔、北朝鮮の工作員が木造の船で密入国し、横田めぐみさんをはじめ新潟県や福井県などの海寄りの町から一般人を拉致して連れ去ったのです。
それを知ってからは、1人で海に行くのは恐怖なのです。
知り合いの方が一緒に行ってくれると言う事で海に行って来ました。
天気は良かったのですが海は荒れていました。
ついさっき来られたのでしょう。
白いフラワーアレンジメントの立派な花束が供えてありました。
私のはその隣のスーパーで買ってきた
菊の花です。
線香とロウソクも持って行きましたが
風が強くて火が着きませんでした。
2月の初めの頃は、雪も降り悪天候が続いていました。
海は大荒れであった事でしょう。
その海の中で捜索は続き、捜索範囲は拡大されたのですが2月の中頃に、最初に炎が目撃された地点で海上自衛隊の潜水夫により、機体と遺体は発見されたのです。
荒れる海に潜って探すのは困難な事であったでしょう。
機体はサルベージ船により引き揚げられました。
墜落原因はこれから解明されるでしょう。
荒れる海に向かって手を合わせながら
太平洋戦争時代の神風特攻隊員4000人の事を思いました。
帰還を許されない片道切符の攻撃です。
この広い海に飛行機と一緒に消えて行った若者の事を思うと胸が痛みました。
その方々の遺体を捜す事なんて誰もしてくれなかったのです。
今回の墜落事故には海上自衛隊、海上保安庁によりたくさんの人間や器材が捜索に投入されました。
何事もなかったかのように、打ちつける波をみていますと、今は平和な時代なのだなと思いました。
ウクライナで戦争が始まりました。
戦争は悲惨です。
太平洋戦争で亡くなられた沢山の人々の犠牲の上に成り立っている、今の平和な日本の社会の中に生きている事を、本当に幸せだと感じました。
青い空が滲んでみえました。
そして世界から戦いが無くなって欲しい
平和な世界が続いて欲しいと海に向かって祈りました。