hanasakaのブログ

生活の記録です。

行事食として、押し寿司作りをしました。

本当は、柿の葉寿司作りをしたかったのですが柿の葉を集めるのが大変で押し寿司作りになりました。


酢飯を押し型で押したのを切り分け
入居者の方に、錦糸卵、デンプ、鮭フレーク、刻み海苔などをトッピングしていただきました。



寿司桶



押型の木枠



これらは職員が家から持ってきました。


道具を見ただけで「ほ〜。今日は寿司か」と目を輝かせる方もみえます。


お寿司、皆さん大好物ですねえ。
とても喜ばれます。




柿の葉寿司は加賀地方の郷土料理です。
春と秋の祭りの時に作られます。


奈良や和歌山の酢飯と具を柿の葉で包み込むのでは無くて、柿の葉の上に酢飯を乗せて、その上に鯖、鮭、鱈、小鯛(生では無くて干物)桜海老、青藻などを乗せて、木枠の中に重ねて入れて重しを乗せ1日から数日おいてから食べるものです。


祭りの時期になるとスーパーには柿の葉寿司の材料が売り出されます。
柿の葉も売られていますが、とても高価です。


祭りの時には、ご飯を5升炊いて酢飯を作った。
木枠も家のはもっと大きかった。
柿の葉を山に取りに行っていつも蜂に刺された。
など柿の葉寿司を作った思い出を入居者の方は話して下さいました。


祭りの時には柿の葉寿司を作り親戚を呼ぶのが加賀市の風習のようです。
親戚に柿の葉寿司を配ったと言う方もみえました。


一家の主婦として全盛期の頃は皆さんは
祭りの時は柿の葉寿司作りをされてきたのです。


今はどうかな?
現代の若い主婦はそこまで柿の葉寿司作りに熱心でないように思われます。


私は加賀市の元々の住人では無いのですが、同僚の加賀市で生まれ育ち、市内に嫁いだ人達は皆さん、「柿の葉寿司なんてばーちゃんが作る物だわ、ばーちゃんが作らなくなったら私は作る気はないね」なんて言っています。


伝統料理と言うものは、こうして消失していくのでしょうか??




追記


イオンに来たら柿の葉寿司を売っていました。



これが柿の葉寿司です。
ちょっと家庭で作るのとは違うような気もしますが。
家庭だと柿の葉の上に酢飯と具材がのっているような感じです。

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