hanasakaのブログ

生活の記録です。

小松基地から飛び立ったF15戦闘機が墜落。

1月31日17時30分頃、小松基地より能登沖の訓練地域に向けて飛び立ったF15戦闘機が離陸直後に海に墜落した。

その時間に海岸線に沿って走る高速道路の車中より

「海に赤い火が見えた」と言う連絡が入った。

目撃情報は加賀市内より数件届いた。


その後の捜索で機体の一部が発見され、19時30分には

墜落した事が判明した。


あれから1週間過ぎるのだが、2名のパイロットも機体も発見されていない。


小松基地は我が家から4キロ程離れている。

事故の次の日には我が集落の海岸沖を、海上自衛隊や

海上保安庁の船やヘリが捜索していた。

また海岸沿いに自衛隊員が徒歩で捜索していた。

次の日からは小松の海に捜索範囲は広げられ、5日は

冬型の気候で海は荒れたが捜索は続けられた。


実際の捜索現場は見ていないが、身近な事と感じている。


戦闘機のパイロットは狭き門から選ばれたエリートで

その実戦訓練で敵役を演じるのがアグレッサーと呼ばれ

戦闘機パイロットの中でも特に傑出した技量を持った方で、墜落した戦闘機に乗ってみえた田中公司1等空佐は

ブルーインパルスの隊長を務めた方で航空ファンにとり

カリスマ的な存在であった。

先月号の雑誌にもトラ模様の愛機と共に、大々的に掲載されていた。


敵役のアグレッサー機体には、自衛隊機との区別をつけるために機体毎に異なるペイントが施されている。

そのトラ模様の愛機と共に、冬の海に墜落されたのだ。


F15戦闘機の値段は80億であるかもしれないが、田中1等空佐の損失は金には代えられない。


小松基地のスクランブル発進は年々増えている。

ロシア、中国、北朝鮮と日本海側には危険な国が並んでいる。


国を守る方が、このような事故に合われて心が痛む。


基地と住民の間には、騒音に対してのトラブルがある。

基地の近くの道路を通ると、着陸体制に入った戦闘機が

爆音をなびかせ車輪を下ろしながら降下していく姿に

遭遇する事がある。


小中高の窓は2重の防音工事が施され、冷暖房完備だ。


ここ2年ほどは小松基地の航空祭はコロナで中止になっているが、9月の開催日に向けて8月より訓練は加速し

爆音が家の中にいても聞こえてくる。


航空祭には子供が小さい頃に1度行った事がある。

基地の中にはその日しか入るチャンスは無い。

工業団地に車を停めてシャトルバスに乗った。

遠くからも人が来られバスは満員だった。


実物の戦闘機も目の前で見られ、いろいろな飲食ブースもあり、大空を飛ぶ戦闘機の姿に感激した事を覚えている。

しかし、感激したのは私だけであり息子は全く飛行機には興味を持たず、次の年からも何度も誘ったのだか

「行く」とは言ってくれなかった。


今年も小松基地航空祭は中止であろう。

コロナは続いているだろうし、かって住宅地に戦闘機の

部品が1つ落下した事により、その年の航空祭は中止になった。

小松基地から5キロ先の海に今回は墜落したが、それが

陸だったら我が家の辺りは火の海になっていた事だろう。

それを思うと怖い所に住んでいるなあ〜。と思う。


ロシアも中国も北朝鮮も軍事力を増強し他国を侵略しようとしている。

今は北京オリンピックが開催中で中国に遠慮しているが

今年に入り北朝鮮はミサイルを撃ちまくっていた。


最初に戦闘機墜落のニュースを聞いた時、北朝鮮のミサイルに撃ち落とされたのかと思ってしまった。


これからも小松基地には国の防人の役目を果たして行って欲しい。


1日も早い乗員と機体の発見を私は祈ることしか出来ない。

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