五月の風
人が冬服を脱いで身軽になる5月の初めの頃。
木々はムクムクと新芽を膨らませ
若草色の若葉をまとっていく。
空の青さを映す田に植えられた早苗が
ツンツンと行儀良く並び、5月の風に吹かれている。
青い、青い。
鯉のぼりが空と思い泳いでいる、五月晴れの空。
5月に子供の日があるのはピッタリだ。
全てが幼さにあふれている。
青い風。
青い空。
青春だ。
五月病と言う言葉もある。
病と言う字が付くのも5月だけだ。
気温の変化の激しい5月は青春時代のように心がほんろうされる。
5月。
5月。
5月も終わる。
桜が満開の頃に訪れた湖岸公園の桜並木も緑の並木道になっています。
庭の紫陽花です。
まだ、固く閉じています。
5月中には咲かないでしょうね。